もっと、キスして



「はい、俺らはしたんだから凛も自己紹介してよ!」


「あ。そっか。」


泰成に言われて気付いた。

考えたら自己紹介してないや。

凛っていうのはちのが呼んでるの聞いてた感じか。


「龍、自己紹介ぐらい男からしろよ。」


大貴が黙ってた金髪に言う。


まあ私たちがすぐ喋りだしたからタイミングが悪かったんだけどね。



「龍っていうの?」


「龍青だ。桐谷龍青(キリヤ リュウセイ)。」



私が聞くと、不愛想に答える。



「…篠宮ちのです。」


「あ、瀬尾凛です。」



「二人は今日放課後あいてないの?

良かったら一緒に遊ばない?」



「えっ、空いてる!凛は?」


大貴からの誘いをちのが嬉しそうに私に回してくる。


「ごめんね、私は…。」


「そっかー…ちのだけじゃかわいそうだしな。」


「ごめんねちの。せっかくのイケメンとの遊びが。」


「凛一言多いよバカ!」


ちの可愛いからからかいたくなるんだよね。



「お前ら明日からここで飯食っとけ。」


「えっ!」



桐谷先輩…の誘いに目を輝かせたちの。さすが面食い反応が早い。




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