もっと、キスして



「凛ーっ。」


「あ、行こっか。」


「うんっ。」


1週間はあっという間に過ぎて。


「あ、凛たちきた。」


今日は泰成と龍青とちのと一緒に着物とドレス選び。



「ねえ龍青、ここってお店じゃないの?」


私たちが連れてこられたのはドレスのたくさん置いてある店だった。


「まあ店だけど。

ここうちの母親がオーナーなんだよ。」


よくわからないまま店の中へと連れていかれる。


「龍。久しぶりね。」


「あいつが置いてったやつどこにある?」


「奥。

ちょっと。お友達に挨拶ぐらいさせてよ。」



店に入った途端声をかけてきたハーフの美人店員さん。


龍青と少し雰囲気が似ている気がした。



「こんにちわ。初めまして。

龍の姉の里城 唯香(サトシロ ユイカ)です。よろしく。

それで、ここの店長兼責任者ってとこかな。」



姉…?姉って。


「初めて聞いた。」


びっくりしすぎて小さい声で呟くと龍青がふっと笑った。


ハーフ顔なのも、雰囲気が似てるのも納得がいく。


「瀬尾凛です。」


「篠宮ちのです。」


「泰成です。」


「泰成は昔から知ってるわよばーか。

龍にこんな可愛い友達がいたなんてね。どっちが彼女?」


「どっちも違うに決まってんだろ。」



決まってるってなに。

なんかムカつくんだけど。



「じゃあ泰成の?」


「違うから。」


「なんでもそっち系に持ってくのやめろ。」


「だって。毎回そんな感じじゃん。」


「黙れ。変な勘違いされんだろ。」



それより早く案内しろと龍青が話を遮る。


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