もっと、キスして


教室に入って大貴の到着を待っている間に、


ちのがいろいろ話してくれた。



「でも、写真撮られただけ。脱がされて、写真撮られた。

あの部屋に入ったあと目隠しされて…。

なんかいっぱいいた気がする。」



「何人もいたの?」



「分かんないけど、多分。

でも、数学の先生は多分関係ない…と思う。


数学の先生は生徒が呼んでたって。

申し訳ないけど名前は覚えてないって。」



「でも、倉本ちゃんが先生と一緒に渡り廊下歩いてるちのを見たって。」



「うん。

場所わかんないから案内してくださいって頼んだ。」


「じゃあ、誰がちのをこんな目に合わせたのかは分かんないってこと?」


「うん…、分かんない。」



数学の先生に呼ばれたのは偶然だったようで。


職員室で数学今度からちゃんと出席してくれないと成績出せなくて留年だって言われただけらしい。



ちのは数学が大嫌いで、よく保健室に行ってサボってるから。



そうこうしていると、ちののスマホに大貴から電話がかかってきた。



「着いた?」


『なんで毎回凛なんだよ。』


「今回は私が持ってたからじゃん。」


『着いたけど、どうすればいいんだよ。』


「私たちの教室まで来て。ごめんけど。

ちのが動ける状態じゃないの。」



『はあ!?どういうことだよ。』


「叫ぶなうるさい。


とにかく申し訳ないけど教室まで来て。

Tシャツもよろしくね。」


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