輪廻屋物語
節黒仙翁
土方side

キィ・・・・


俺は今日も薄暗く血の臭いが立ち込める部屋に入る。

奥には、鎖で繋がれ目隠しされた奴・・・・

紅雷夜 水朱鷺がいる。


空から降ってきた怪しい格好をした其奴は、俺の足音を聞いて、ゆっくりと顔を上げる。


奴の見えない紫の目と視線が絡まる。


俺はカラクリのように昨日と同じ言葉を言う。

その言葉に奴は昨日より弱々しく、昨日と同じ言葉を返す。


そして、昨日の様に奴の拷問をする。


それでも、しぶとく奴は何も言わない。


土「このままじゃあ、らちがあかねぇ。言わなかったテメェを呪うんだな。」



そして・・・


俺は・・・






奴の右目を刺した。


奴は叫び声を上げる。
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