輪廻屋物語
俺は、自室の縁側で梅を見ながら立っていた。

「はぁ、やっと終わった。」


俺の名前は土方歳三。

この、新選組の副長だ。

それにしても、今日はやけに平和だ。


いつもはなんだかんだと騒がしいが、仕事も早く終わるし、本当に平和だ。

ふと、空を見上げる。


土「?ん?」


なにやら、落ちてくる気がするんだが・・・

土「な!!!」


やはり。落ちてきてる。

嘘だろ?未だかつて、空から人が降ってくるなんて、聞いた事も見た事もねぇぞ!?

土「ほっ。」

取り敢えず、受け止めたは良いが・・・

怪しいな、此奴

取り敢えず、蔵に入れておくか。


「りょ・・・・うま・・・、こ、ごろう・・。」

土「なっ!!」


此奴、りようまとこごろうって言いやがった。


りようまとこごろうと言えば、
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