ゴーストハンド

美都は「うっ」と声を上げ、両手に持っていた洗濯物を床に落とした。

お腹を抑え、床にうずくまる。

文月は、そんな彼女を遠くから、無表情で見ていた。


美都は、近くにある割れた花瓶に気付いた。

「そ…んな……」

そして、そのまま気を失った。
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