悪魔に取り憑かれました。
「じゃあちょっと出かけてくるから」
私を家の前に下ろしたら、ダイヤはそう言ってどこかへ飛んで行った。
…ルビーのところに行ったんだ。
直感的にそう思った。
自分の部屋のベッドに腰掛けて、一人考え込む。
もう分からない、悪魔が何考えてるのか………。
「どうしたのですか?」
「ぎゃっ!?」
ビックリして顔を上げると、サファイアが立っていた。
「サファイア…帰ってきたの?」
「ええ、悪魔が分かったので。あの黒川という女…」
「…知ってるよ」
気が抜けて、ベッドに寝転んだ。
「なんだ、知っていたのですか?」
「さっき分かったの」
はあ、とため息が出る。
「もう分かんないよ…悪魔が何考えてるのか」
「そりゃー悪さすることでも考えてるんでしょう」
…間違いない。
「…ただ、ダイヤは少し違うのかもしれませんね」
…え?
ダイヤは少し違う…?
「なんで?そりゃたまに優しくしてくれるけど、ダイヤは私に取り憑いてる悪魔だよ?白金先輩と仲良くなるの邪魔したりするし、ダイヤが取り憑くまで私は超強運で…」
「超強運、ねえ」
サファイアは何か考えるような仕草をした。
私はふと、気になることを思い出した。
「ねえ、サファイア」
「なんですか?」
「私がくじよく当たったり怪我したことなかったりしたのって、天使が私を幸せにしてくれてたからなのかな?」
天使と悪魔の存在を知ってからは、今までの超強運は偶然とは思えない。
天使が私に幸せをくれてたからじゃないのかって、ずっと思ってた。
「それは、天使じゃないですね」
…え?
サファイアはきっぱりと言った。
私を家の前に下ろしたら、ダイヤはそう言ってどこかへ飛んで行った。
…ルビーのところに行ったんだ。
直感的にそう思った。
自分の部屋のベッドに腰掛けて、一人考え込む。
もう分からない、悪魔が何考えてるのか………。
「どうしたのですか?」
「ぎゃっ!?」
ビックリして顔を上げると、サファイアが立っていた。
「サファイア…帰ってきたの?」
「ええ、悪魔が分かったので。あの黒川という女…」
「…知ってるよ」
気が抜けて、ベッドに寝転んだ。
「なんだ、知っていたのですか?」
「さっき分かったの」
はあ、とため息が出る。
「もう分かんないよ…悪魔が何考えてるのか」
「そりゃー悪さすることでも考えてるんでしょう」
…間違いない。
「…ただ、ダイヤは少し違うのかもしれませんね」
…え?
ダイヤは少し違う…?
「なんで?そりゃたまに優しくしてくれるけど、ダイヤは私に取り憑いてる悪魔だよ?白金先輩と仲良くなるの邪魔したりするし、ダイヤが取り憑くまで私は超強運で…」
「超強運、ねえ」
サファイアは何か考えるような仕草をした。
私はふと、気になることを思い出した。
「ねえ、サファイア」
「なんですか?」
「私がくじよく当たったり怪我したことなかったりしたのって、天使が私を幸せにしてくれてたからなのかな?」
天使と悪魔の存在を知ってからは、今までの超強運は偶然とは思えない。
天使が私に幸せをくれてたからじゃないのかって、ずっと思ってた。
「それは、天使じゃないですね」
…え?
サファイアはきっぱりと言った。