悪魔に取り憑かれました。

生き方

学校が終わった帰りに、ミユちゃんとリナちゃんと寄り道した。


プリクラ撮ったりアイス食べたり、なんだか久しぶりな感じがする。



二人とも何も聞かないでくれた。



私のこと元気づけようとしてくれて、嬉しかった。



「真珠、じゃあねー!」

「また明日!」

「うん、ばいばーい!」



ミユちゃんとリナちゃんと別れて、自分の家に向かって歩き出した。



ダイヤがいたら今頃頭のすぐ上を飛んで、プリクラの顔が変だとか、アイス食べて太るぞとか、色々からかってくるんだろうな。



だんだんダイヤがいない日常に戻ってゆく。



なのに、心はどうも置いてけぼりな気がする。



「はあ……」

「幸せが逃げますよ」
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