悪魔に取り憑かれました。

悪魔封じ

保健室の先生にジャージとバスタオルを借りてカーテンを閉める。



「…はあ…」


「何ため息ついてんだよ」






振り向くと、やっぱりダイヤがニヤリと笑っていた。


保健室の先生に聞こえないように小声で話す。



「ちょっと!着替えするんだから出てってよ!」

「もう見えてるけど?」

「え?」



ふと自分を見ると…


…!?



白いシャツが濡れて透けて、下着の柄までハッキリ分かる。


慌てて手で隠して、しゃがんだ。



「その水玉、白金にも見られたかもな」



ダイヤはそう言って、またニヤリと笑った。



…もうやだ。


どうしていつも邪魔ばっかりするの?



そんなに私のこと不幸にしたいの…!?

< 53 / 228 >

この作品をシェア

pagetop