幼なじみの理想女子

そっか。私今まで好きな人がいるって1度も言った事なかったっけ。

彼氏つくらないのって聞かれたら
変にやけになっていりませーん‼って答えてたからな。


「そんなにびっくりすること?」

「…いや、そうだよな。好きな奴くらい普通いるよな」


なんかぶつぶつ言ってる結斗。
そんなに私に好きな人がいるのおかしい?

私の好きな人ってあなたなんですけど。

そんなことを言ったら結斗はなんて言うのかな?


「で、その好きな奴って誰?」

「……秘密」

「はぁ?別にいいだろ?幼なじみじゃん」

「もう私の話はいいじゃん!そんなことより結斗の話聞かせてよ」


納得がいかないのかぶつぶつ言ってる結斗はこの際ほっといて、
今度は私が質問する番。


「今の彼女さんってどんな人なの?」

「…知らねーよ」

「じゃあ、結斗の理想ってなに?」

「…うーん、まぁ大人っぽくてセクシーな奴」
< 6 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop