アメトムチ
横から見ても端正な顔に、とても似合わない悪態に「 はいはい 」 と軽くあしらうと満足気に口角を上げる。
昼休みの食堂に、元彼カップルを見ながら隣にはイケメンな憎い奴。そしてそんな私達、いや、おもに憎い奴こと玉置瑞貴を少し距離を置いて囲む女子の方々。
なんて光景だろうか。
「 そんな事は置いといて。」
「 そんな事って何 」
「 アンタのイラっと持論 」
「 持論じゃない。世間一般の声 」
「 じゃあ、その世間一般の声とやらを置いといて。」
冷めたうどんに箸を置く。
「 なんでアンタがここにいるのよ 」