最後の夏休み~運命の日まで~

惹かれる心

ほんとに私の家の前に慎也君が来ている。

私はドアを開けた。
そしたらかなこちゃんが

「おっはよー!慎也君!」

元気な声で挨拶した。

「おはよう石田さん。それにゆきも。」

名前呼びをされてドキドキが止まらない。

「名前呼びとは〜」

かなこちゃんは顎がはずれそうなくらいニヤニヤしていた。

「やめてよー。」

けれども好きな人に名前呼びをされて嬉しくない人はいない。
私は嬉しくてたまらなかった。
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