ナガレダスオンガク


「ま、まじ…?」


信じられない、というような顔で私の顔を覗き込んでくる


見ないでよ…恥ずかしい…


私は小さく、ほんのすこしこくりと頷いた



その瞬間…


バァン!


扉が思い切り強く開いた…


「おはよ〜!」


千恵たち三人が病室に入って来た


タイミングがいいような悪いような…


「あら?亮、もういたんだぁ…てかなぜ二人とも真っ赤な顔?」


私たちはすっごい真っ赤だったんだろうなぁ、この時…


「いや!別に!というか病室には静かに入ってこい!他の患者の迷惑だろ?」


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