男な女と女な男
とまぁ…中学からの仲良しメンバーは
樹里,瑠実,瑞樹,秀,藍那の5人。

「あっ,そーいやお前さっき村山が探してたぜ。」

村山とは樹里の担任だ。通称「天使の輪」
天使の輪とは頭の事だ。

「まじ!?何で!?あっ,やっべ~日直の仕事忘れてた…。。」

「あ~あ~,天使の輪って怒ったらしつこいよ~」

頑張れ~と微笑む藍那。
藍那は妙な腹黒さが見えるところが怖い。

「ちっ…あ~最悪。んじゃぁ行って来るわ。」

よいしょとダルそうに立ち上がる樹里。

「俺もついてってやろうか?」

瑞樹が悪戯に笑いながら言う。

「ぜってぇいらねぇ。。」

そう,吐き捨て屋上を出て行った。


「あ~あ。瑞樹お前も素直じゃねぇなぁ…もっと優しく言えねーの?」

秀が瑞樹の肩に腕を回しながら話かける
「うっせー…」

「早く素直になんないと持っていかれちゃったりしたらどうすんの??」

「本当だよ~早く言っちゃえばいいのに~」

瑠実に続き藍那が言う。

「…言えたら苦労しねーっての。」

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