オレンジライト〜明るい日々へ〜
「はい。」
私が言うとドアが開く。
「舞ー梨ー奈!」
涼也が言った。
後ろにはお兄ちゃんもいた。
2人は昨日も来てくれた。
「涼也。お兄ちゃんも。」
私は笑顔になる。
「調子どう?」
「元気だよ。」
「よかったな、元気になって。」
「うん!」
それから、2人とたくさん話した。
1週間後の朝。
私はしっかり歩けるようにと、昨日からリハビリが始まった。
傷は完治したわけではないけれど、治療のために頑張るんだ。
その頃。
公園で幼なじみ3人とお兄ちゃんが集まっていた。
「早く犯人捕まってほしいよな。」
恵太が言う。
「もう1人の犯人はもう既に捕まってるのにね。」
穂花が言う。
「警察も必死に捜査してくれてるみたいだけどなかなか見つからないみたいだし。」
お兄ちゃんが言う。
「許せないけど仕方ないよ。」
涼也も言った。
「そもそも、涼也が舞梨奈のこと守りきれてなかったからこんなことになったんだろ。」
恵太が真顔で言う。