湖都子のポエム4
幼なじみ

頭の中が彼でいっぱいなのは自然なこと

いつの間にか
1人でいるのが寂しいと思うようになった
寂しいなんて…悲しいなんて…
今まで思ったことなかったのに…
なんだかとっても寂しくなった

一番近くにいると思ってたのに
気づいてなかったの
彼のこと何も見えてなかったの
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パパはフランス人で、カメラマンでかっこいいんだ。ママはモデルで、私と姉妹って思われるくらいに若く見られる。料理もピアノもプロ並み…何もママには叶わないんだ。

ずっと好きなのは、隣に住む幼なじみの弘人

違う高校になって、あんまり会えなくなったけど、一番近くにいると思ってた。

かっこいいから、よく女の子に話しかけられているけど、あまり反応していないけど、私が声をかけると、笑顔を見せてくれる。なんだかとっても心がほっこりする。

学校帰りに、友達と帰ってる弘人に会った。すごい綺麗な人もいた。

別れて、1人で帰っていると、弘人と一緒にいた綺麗な人がきた。
「弘人、優しいでしょ?そこがいいとこなんだけど、困っちゃう。だから勘違いしないでね。あんたなんて、ただの幼なじみなんだから」
彼女なんだ。そうかぁ…一番近くにいると勘違いしちゃったよ。バカみたいだ…私。恥ずかしくて、ここにいたくない。

寒い部屋の中、ただ泣くことしかできなくて…心が凍えていく。めちゃくちゃ苦しくなる。何も知りたくなかった…よ
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