湖都子のポエム4

破壊


この時感じた小さな不安
どんどん強くなっていった
心臓の高鳴りは
しばらく治まってくれなかった

もう終わったんだと気づいた瞬間
世界を破壊しつくした
これが…現実…
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友達にもらったコーヒーを飲んだ。そこで、記憶が途切れた。気づいた時には…ベッドに縛りつけられていた。恐怖に震えた。

「蓮は、私だけのものだよ。」と、唇を塞がれた。これが、俺のファーストキス…現実だと思いたくなかったけど、現実なんだ。

薬のせいか、呂律がまわらない…
「どんなに想ってくれても、気持ちに応えることはできない。」琴里のことを真剣に想ってるから…
「蓮は、私だけのものだからね。身体に教え込むしかない…ね」
「変なこと言うな」
抵抗したいけど、身体が動かない。されるがまま…どうしたらいいの?もう終わったんだと、絶望した。

窓を壊して、父さんが警官とやってきた。助かった…
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