【完】恋が終わる前に。





クリスマス前——

「あ、日向だ」


自動販売機にお茶を買いに来てた俺。


そこにいたのは、青山だった。


「やっほ〜」


「よ」


青山とはまだ何か気まずいんだけど、目の前にいる青山からはそんな気まずさは全然感じられなかった。


「天ちゃんとどう?クリスマスの約束とかしたの?」


「まぁまぁ……」


「答えになってないから。俺には言いにくいか。俺と天ちゃん、もう完璧な友達だし!俺と付き合ったのも別に俺のこと好きとかじゃないからね?」


青山と短期間だったけど付き合った天。

その理由を俺は今、初めて知ることになる。



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