生きる。~番外編~
「で、本当は何考えてた?」
「………美月と颯、この前お揃いの指輪してたなって思って
でも私のしてる婚約指輪のが幸せだなって。
それだけだよ。」
うん、嘘ではないね。
「あー、そういやしてたな。
あいつらお揃い好きだもんな。」
「ね。
お土産もお揃いのものでもいいかもね。」
「だな。」
湊はそう言って微笑んだ。
湊は指輪と腕時計、まだあるのかな。
……………て、あってもいいじゃん。
大事な思い出だしね。
あーもー、自分が嫌になる。
「……………ホテル、戻ってもいい?」
「あぁ。」
私は写真を缶に戻し、湊が蓋を閉めて抱えた。