生きる。~番外編~

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「なのに湊、イチゴの生クリームのケーキ

嫌いになってたんだよね~。」


「おう、聞いた聞いた。」


「でもちゃんと食べてくれたよ。」


「へぇ、もうプレゼントしてたのか。」


「うん。」


「由茉は知らねーと思うけど

あのあと由茉が風呂入ってる間に

湊、俺んとこに来たんだよ。

由茉の心臓はどうしたら治るかって。

俺、由茉は他の人から心臓をもらわないと

治らないんだって答えたらさ、

じゃあ僕のを由茉ちゃんにあげる!とか言い出して

それじゃお前が死んじゃうけどって言ったら

じゃあそれ以外にできることはなんでもする

僕が由茉ちゃんを守る!とか言い出したんだよ。

結局由茉が如月の姫になっても

由茉は守られるどころか守ってばっかだし

なかなか果たされない約束になってるけど。」


「はは、そんなことないでしょ。」


「湊、あの頃

強くなって、頭もよくなって

全部俺を越えて由茉を守ることができたら

由茉と結婚する!とか言ってたのに

あいつが俺を越えてるのって

身長と財力と学力くらいだろ。」


「まぁ子供の頃の約束だからねぇ。」


「子供の頃でも、約束は約束だな。」


「え?」


「それより、そろそろ食べよう。」


「うん!お腹すいた~。」



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