生きる。~番外編~
「で、とりあえず休むか?」
「いっぱい寝たし私は平気。
湊は?」
「俺も平気。
昨日の夜寝るの遅かったおかげでな。」
「……………湊が寝かせてくれなかったんだけどね。」
「由茉が誘うから。」
「誘ってないじゃん!」
「はいはい。」
もー…。
「由茉、おいで。」
湊がソファに座り、私を呼んだ。
「やっと二人っきりだな。」
そう言ってキスをしてきた。
「ふふ、そうだね。」
湊はこういうところは前と変わらない。
「俺のこと好き?」
「うん、好きだよ。」
「ん、俺も。」
高校生の頃からずっとこう。
そんなところが私はだいすき。