生きる。~番外編~
「そろそろいくか。」
すっかり暗くなって気温も下がった。
「うん、そうだね。」
私は美波のことを想い、湊とその場をあとにした。
「なんか切なくなっちゃった。」
「な。」
「きっとあそこで美波は湊のこと想ってたんだよ。」
私がそういうと湊は黙ってしまった。
「ごめん、反応困るか。」
私がそんなこと言わない方がよかったか。
湊、なんにも言わないし。
「あのね、湊が今私のこと好きだってわかってるから
湊が美波のことを想うときがあっても
私は平気だからね。気遣わなくていーよ。
私、これからも湊と美波の思い出を
一緒に感じていきたいもん。」
「………俺も、美波との思い出に浸ってたよ。」
「うん、知ってる。」
私は笑顔で答えた。
本当は嫉妬してるけどね。
でも美波だってきっと嫉妬してる。
美波は湊のことすごく好きでいたから。
やっぱり私にとって
美波は一番だなぁ………。