魔導師伝説
魔導世界への招待
竜騎は周りを見渡してみた。

そこはどこまでも続く芝生。


「ここ…… どこだ?」

竜騎はすることもないし、動揺を紛らわすためにちょっと歩きまわろうとした。

が、そのとき目の前にいきなり人が現れた。

竜騎はこれには腰を抜かしてしまい、その場に座り込んだ。

目の前にいたのは男。

その男は魔術師?のようななんとも怪しい格好をしていた。



その男は竜騎のうでをぐっとつかんだ。


そのまま永遠と続く芝生を歩きだした。

竜騎はあわてて男についていった。


男は言葉もなしで、目はすこし青がかかっている。

髪はあごくらいまで。まだ年齢も若いだろう。

背は結構な高さでちょっと逆らえない雰囲気を出している。


しばらく芝生の上を歩くと、いきなり男が立ち止まった。


そこで男はなにかを早口で唱えた。


するといきなり目の前に大きな建物が出現した。


竜騎の通っている普通の小学校を5倍くらいにしたような
感じだ。


男は竜騎に「ついてこい」と初めて声にだして言った。

声は男にしたら結構高いほうだった。

中学生の声変わりしたばっかりの男子くらいの声だろう。

竜騎はとりあえずついていくことにした。


……それにしてもここはどこなんだ。



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