OUTLOW 〜能天気少女の裏の顔〜
す「眠い…。」
仕事がおわって屯所に帰ってくる。
隼「昨日も遅かったからな。」
す「うん。」
私と隼人の部屋は隣り合わせでそれぞれの壁に扉が付いてるから行き来を自由に出来るようになってる。
す「寝よう?」
そう言って思いっきりベッドにダイブ!
はー、幸せだぁ〜〜!!
隼「あぁ。」
2人で寝る理由は恋人関係ってのもあるけど、私にあって…
この年でって思うかもしれないけど
過去のトラウマがあってから1人で寝ると必ず魘されてしまう。
隼「寝れそうか?」
す「う〜。
暖かいね。」
電気を消して隼人がベットに入ってきて
私の手を握ってくれる。
それだけで本当に安心する。
す「ありがとう。
ごめんね、いつもベット狭くて。」
隼「いやな訳あるか。」
す「ふふ、良かった。」
一緒に寝るっていうのはなかなか慣れないけど隼人だから安心出来る。
私だって任務の時以外は普通の高校生…とまで言わないけどちゃんと笑うし、泣くし、しゃべるもん。
隼「今度の休暇、どっか行くか。」
す「お、いいね〜。
私、美味しいお寿司食べたい。」
隼「要が言ってたうまい寿司屋行くか。」
す「やった〜!楽しみに頑張るか。」
休暇では必ず隼人となにか美味しいものをたべる、それが定番化になっている。
隼「そうだな。じゃ寝るぞ。
明日朝早いだろ?」
す「うん。学校ある。」
隼「行っても意味ねぇのにな。」
す「まぁ任務の一環だから仕方ないな。
なんかあったらさっさと辞めるし。」
少ししゃべっていつも私が先に眠ってしまう。
かならず意識が遠くなると同時に
おやすみ
って聞きながら。