変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
診察室を出ると、無表情の駿が長椅子に腰掛けていた。

「骨に異常はなくて、捻挫だったよ。なるべく足を使わないよう言われた」

そう言うと、私の右足首の包帯に視線を落とす。

「そうか。ギブスはしなくて良いのか?」

緒方医師と同じ事を言う。

「勧められたけど、断った」



会計で支払いを済ませると、ひょいっと私を抱き上げた。

「ちょっ、自分で歩くよ。下ろして!」

恥ずかしいじゃない!

ジタバタと脚を動かし、もがく。

「断る。なるべく足を使わないよう指示があったんだろ?おとなしくしとけ。パンツ見えるぞ」

「パッ……!」

パンツが見えるのは嫌だ。抵抗を止める。

「よし、いい子だ」

口角を上げ、ニヤリと笑う。







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