変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
翌朝は、いつもより早く目が覚めた。

丁寧に、ベースを作り、メイクは控えめにする。
私は、顔立ちがハッキリしてるから、フルメイクしてしまうと、ケバくなってしまうから、メイクはほとんどしない。

通勤ラッシュに巻き込まれたくないから、いつも早い時間帯の電車に乗っている。

同じ考えの人たちがいて、座る事は出来ないけど、立ってる位置に隙間はある。

O駅のホームに降りると、見覚えのある後ろ姿を見つけた。

向こうも私に気付いたらしく、微かに口角を上げる。

仕草がいちいちキザな男だ。

「おはよう、駿。あなたが電車を利用するなんて、珍しいわね」

「電車通勤をしてみたかったんだ」

へえー、

「で?明日からも電車通勤するの?」

「いや、もう十分だ。明日からは車にする」

「堪能したんだ?」

「そんなとこ…一緒に通勤するか?」

しれっと聞いてくる。

「いいえ。私は電車通勤が好きなの」




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