変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
乾いた初夏の風が吹き抜け、瀬戸の長い黒髪が風になびく。
そんな長い黒髪を1束すくい取り、その髪にキスをする。ローズ系の微かな香りが鼻をくすぐる。
軽い目眩がした。
「業務終了後、午後6時に三光堂一階に来い」
「何を言ってるの?」
身勝手な俺の言葉に固まる瀬戸。
そりゃあ、そうだろ。俺だって呆れてる。
でも、止まらない。
固まる瀬戸を残し、中庭を後にした。
しまった…
口調が素になってたな。まあ、いい。
…て、俺ら付き合うのか?
自分で言っておいて、俺は自分の気持ちが定まっていない。
瀬戸は、来るだろうか?
そんな長い黒髪を1束すくい取り、その髪にキスをする。ローズ系の微かな香りが鼻をくすぐる。
軽い目眩がした。
「業務終了後、午後6時に三光堂一階に来い」
「何を言ってるの?」
身勝手な俺の言葉に固まる瀬戸。
そりゃあ、そうだろ。俺だって呆れてる。
でも、止まらない。
固まる瀬戸を残し、中庭を後にした。
しまった…
口調が素になってたな。まあ、いい。
…て、俺ら付き合うのか?
自分で言っておいて、俺は自分の気持ちが定まっていない。
瀬戸は、来るだろうか?