甘えれば?~俺様男子との生活。~
第1章

春の別れ。

「ただいまぁ~。」

玄関に入り、電気をパチンと付ける。


中から返事は返ってこない。


いや、返ってきたら怖いけどね!!笑


私、夏川 花(なつかわ はな)は来週からこの家の近くの大学に通うことになっている。


実家から通うと通学時間往復約4時間になってしまうため、やむなく一人暮らしを始めた。


一人っ子だった私は今まで両親に大切に育てられてきた。

そのこともあり、一人な事に不安を感じていた。

そんなとき、私に親切にしてくれた人がいた。


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