甘えれば?~俺様男子との生活。~
小さなテーブルを挟んで向かい合わせになる私達の間にはなぜか重たい空気が流れていた。



「菜美さ「あのね、花ちゃん……私、三日前から、転勤することが決定してたの……」


転、勤……?


「うっ……そだぁ~。騙してるんでしょー?」


そう言って笑ってのけた。


「……本当なの。」


嘘、って……言って欲しかった。

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