ストロベリーショートケーキ<第一話>気が付けばそこは
たしか…トラックが突っ込んで来て…それからの記憶が無い。

気が付いたらここで寝てるけど…

「あ、そういえば黒砂糖は?アイツも一緒に居たから…」

この異常な世界で生き抜く度胸は、あたしには残念ながら無い。

仕方なしに

「黒砂糖〜黒砂糖〜どこだ?」

辺りに居るはずのアイツに呼び掛けてみるが…返事は無い。

途方にくれてその場に座り込む…

「キミ、どうしたの?」

うなだれてるあたしの頭上からそんな爽やかそうな声が聞こえた。

第一話完

第二話へ続く
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