居場所をください。



「それに、私まだ17です。

貴也と知り合って1年もたっていませんし、

付き合ってまだ2ヶ月もたってません。

もしかしたら貴也と別れちゃうかもしれませんよ?」


「おい。」


笑いながら言ってんじゃねーよ。


「もちろん今はそんな気ないよ。

でも未来はわからないですから。

この指輪は貴也に継いでもらって

いつか大事な人に送ってもらった方がいいです。」


「……………そう。わかったわ。」


母さんがそういうと

美鈴は優しく微笑んだ。


「じゃあそんなお母さんに

私からプレゼントです!」


え?


「……………なにそれ。」


美鈴が出したのは四角い袋。


「お母さん、開けてみてください。」


なんだ?


母さんは袋を開けた。



「あ……………」


写真…。


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