居場所をください。



「はい、到着。」


車で15分、前に着た野菜メインのお店へと来た。


「ここ、かなり久しぶり~。」


長曽我部さんとのご飯もかなり久しぶりだしね。


「いらっしゃいませー!」


「二人。」


そう言えばこのお店前に来たとき

バレバレだったんじゃん。


なんか若干今さらな気がする。

いや、もうバレてる気がする。


「ってかさぁ、秋だし

この髪の毛、色反対にしない?」


「茶髪ベースの前髪金?」


「うん。

秋冬はトーンダウンしたい気分。」


「んー、まぁ秋はいいけど

冬はまた今に戻す。」


「え、なんで。」


「12月にはもう2月下旬から3月上旬の撮影がある。

アルバムのMVもあるし、雑誌もあるし

ツアーポスターもあるし。

春使用にしなきゃだからな。」


「なるほどねぇ…。」


「テレビはそこまで早くねーけど

他が早いからな。」


「まぁでも今だけでもいいや。

色変えたい。切れないなら。」


「はいはい。

まぁ次予約したとき言っとくわ。」


「お願いしまーす。」


あー、楽しみ。

金髪飽きた。


早く変えたいな~。


< 1,357 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop