居場所をください。



長曽我部さんが倒れたら

私はどうなるんだろう。


……………いや、たとえ入院となっても

この人は仕事をしそうだ。


そういうとこわがまま。

頑固。……………私そっくり。


長曽我部さんがいなくなったら

私は仕事ができるんだろうか。

いつまでも長曽我部さん頼りで

いつまでも甘えていそう。


どこまでも"この人がいれば大丈夫。"

って思いが強い。


「つーかさ、貴也のこと気になんねーの?」


「別に。気にしたって仕方ないじゃん。

どうせ会えないし連絡もできないんだし。」


「そうだけど

どうしてんのかな、とか

元気にやってんのかな、とか。」


「まぁ…気になるときもあるけも

聞いたところでねぇ…。

私にはなんにもできないし。

向こうもなにも望んでないだろうから。」


私には待つしかできない。

信じて待つしか。


「でも会いたいから

あんな歌詞かいたんじゃねーの?」


「今すぐ会いたいとかじゃないよ。

頑張ってねっていうエールのつもり。

ここで待ってるよっていう。


…私にはなにもできないから

ただここで待ってるだけって意味。」


「ふーん。

そりゃ悲しい歌詞だな。彼女なのに。」


「そんなことないよ。

それに長曽我部さんが言ったんじゃん。

貴也の気持ちもわかってやれって。

私は彼女としてやれることをしてるだけ。


なんかちょっと彼女って言っていいのか

微妙な関係かもだけど。」


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