居場所をください。
「私、あの人と会っちゃだめって言われてるの。」
「そっか。
……………ちょっと確認するね。」
佐藤さんはそういうと電話を掛けた。
恐らく、長曽我部さんだろう。
「で、君たちは誰ー?」
颯太が後藤さんたちに聞いた。
「同級生。」
編集部の人たちがいる手前、
変なことは言えないし、言ってもらっちゃ困る。
私は誰よりも先に颯太に言った。
「美鈴のことを虐めてた、な。」
でも、相変わらず空気の読めない高橋が
颯太たちに言った。
「…へー、君たちが美鈴ちゃんを?
なんで?」
なんでって…どんなこと聞いてんの、颯太は。
「君たちみたいに、汚い化粧をしたブスが
美鈴ちゃんの何を気に入らなかったの?
ただの妬み?」
「ちょ、颯太…」
私が颯太を止めると
「ねー?亜樹。」
なぜか亜樹に振る颯太。
「俺はブスに興味もなければ
見たくもねーよ。」
……………亜樹の冷めた
きつい一言で後藤さんたちは去ってった。