居場所をください。



「美鈴ちゃん、ご飯も食べていってね!」


「いいの?」


「もちろん。」


「ありがとう。」


「じゃあ作るから待っててね。

亜樹の部屋行ってる?」


「いや「うん!」


「おい。」


「いいじゃん、行こ。」


私は勝手に亜樹の部屋に向かった。


「ったく。」


結局亜樹もついてくる。


亜樹の家は2階にリビングとおじさんとおばさんの寝室

お風呂やトイレがあり、

一階にはお店の他には亜樹の部屋しかない。

お店がしまってるとけっこう静かなんだ。


「つっかれたー。」


「いきなり人のベッドにダイブすんなよ。」


「いいじゃん。」


眠い~。寝そう……


「寝んなよ。」


「はーい…

んー…!眠い!


ねぇ、卒アルとかないの?」


「ない。」


「あるじゃん。

見せてー。」


「むり。」


「ケチ。」


今度颯太に見せてもらお。



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