居場所をください。



それから休憩なしで

沖野さんの歌を歌ったりして

長曽我部さんちを出て4時間。


旅館へと到着した。


「渋滞にもハマらなくて

思ったより早くついたな。」


「伊豆って遠いんだね…。」


静岡県だから甘く見てたよ。


「まぁ伊豆半島だしな。

なんか食いに行くか。」


「うん!お腹すいた~。」


私たちは旅館へ寄る前に

ご飯屋さんを目指した。


「なに食べるの?」


「まぁ魚だろうな。

金目鯛とか。」


「へぇ、なるほど。

はぁー、お腹すいた。」


「はいはい。」


長曽我部さんは港の方に行き、

ご飯屋さん探し。


「あ、ここ。」


「んー?

って蕎麦じゃん。」


「前に武井さんがうまいっていってたんだよ。

ここにしよ。」


「武井さんって武井淳さん?」


「そうそう。

あの人伊豆が好きで別荘まであるんだよ。」


「へぇ、じゃあ早く入ろ。

お腹すいた~。」


「美鈴は食えればどこでもいいんだろ。」


「はは、いいじゃん。

長曽我部さんが連れてってくれるところは

いつも美味しいから。」


お腹すいたし。

そればっかか。


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