居場所をください。
「さてと、私ちょっとマンション戻るわ。」
「え!なんで?」
「ちょっと忘れ物。
タクシー呼ぶしすぐ帰ってくるから。」
私はタクシー会社に電話してタクシーを呼び、
マンションへと戻った。
「すみません、すぐ戻るので
ちょっと待っててください。」
タクシーを下で待たせて
私は部屋へと急いだ。
そして目的のものをバッグに入れ、
またタクシーにのって戻った。
「ただいまー。」
「はやっ。」
「急いだもん。」
私が戻っても、誰一人
まだ来ていなかった。
リビングの人も大分減り、
残ってる人はテレビを見ている。
「はは、隼也だ。
年明けからバラエティなんて大変だな~。」
「美鈴は仕事ないわけ?」
藍子が言った。
「……………別に暇な訳じゃないからね?」
「いや、休みなんでしょ?」
「忙しいからたまには休んでるだけだし!」
「なに必死になってんの?」
「……………別に。」