居場所をください。



歌詞を考えなきゃ、そう思うのに

私の頭の中には昨日の大和さんの話と

長曽我部さんちにきた弘希のお母さんのことで

頭がいっぱいだった。


だから浮かんでくる歌詞もマイナスなことばかり。

こんな歌を聴いて、人は元気になるのか。


……でも、歌くらい

自由にかいていいよね。

歌くらい自由に歌いたい。


だから、今の気持ちを

そのまま歌にしていいよね……?



"時々ね 僕はここにいていいのか
自信がなくなるときがあるよ
だけど他にいくところがなくて
僕はここにいるしかできなくて

疲れたと言って止まることもできず
ただ走り続けるしかないことを
僕もわかっているから

僕は今でもここで居場所を探しています
いつか足を地につけ歩けるように
いつかこの僕でも歩けるように
今はここでただ走り続けています


後に来る寂しさを知っていながら
僕は今日も人肌を求めてしまうのは
その心地よさを他の誰よりも
知ってしまったからなのかな

ひとりになるのが怖くて
明けるのかわからない闇を抱えて
今日もあなたを探すよ

僕は今でもひとつの言葉を探しています
たったそれだけで僕は強くなれるから
たったそれだけで満たされるから
今はまだここで探し続けてみます


どうかこの思いが伝わるようにと
こんな場所からずっと祈っています"


……………よし。

タイトルは………『wandering』


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