居場所をください。



私は長曽我部さんと、佐藤さんが待つ

車へと向かった。


「美鈴。」


「ん?」


「ほらよ。」


長曽我部さんから渡されたのは

久しぶりにみた鍵。


「これ、長曽我部さんちの…」


「もういつ来ても大丈夫になったから。

また持ってろ。」


「うん!」


「ほら、美鈴んちのもよこせよ。」


「はは、ちょっと待って~。」


なんだろ、

たったこれだけのことなのに

すっごくうれしい。


「はい。」


「さんきゅ。

ほら、佐藤が待ってる。」


「あ、うん。

早くいこ。

きっと外でみんなも待ってるし。」


「そうだな。

あ、あとこれ。

ライブ前のファンからのメッセージ。

全部まとめたから。

DVD用で、結構カットするけど

それはカットしてないから。」


「ありがと。

家で見てみる。」


1枚のDVDも受け取り

私は車へのった。


「じゃ、あとで電話するから。

寝ないでちゃんとブログかけよ?」


「はーい、わかりました!」


「お疲れ。」


「お疲れ様です!」


私が挨拶をするとドアは閉められ、

私は佐藤さんの運転する車で

マンションへと戻った。



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