居場所をください。
「さーてと、ご飯なにしよっかなー。」
「美鈴はサラダうどんだろ。」
………ん?
「あ、貴也。
お疲れさま。」
「美鈴もな。
サラダうどんでいいの?」
「え?うん。」
「じゃあ一緒に買っとくし座って待ってて。
席空けとけよ。」
「わかった。ありがと。」
ここで会うなんて
ほんといつぶりだろ。
もともとそんな会えることもないしね。
「美鈴ちゃん!こっちー!」
「あ、うん。」
私はハルに呼ばれて
みんなのところへ座った。
佐藤さんとすでにいたから、佐藤さんの前に。
「お疲れさま。
長曽我部さんは?」
「ちょっと出てくるって。
どこ行ったかはわかんないや。」
「そっか。
美鈴ちゃん、ご飯は?」
「貴也が買ってきてくれるって。」
「そっか。」