居場所をください。



それから起こされた隼也も着替えて

みんなで写メを佐々木さんに撮ってもらって

とりあえずインタビューの仕事をしに向かった。


佐藤さんもいるけど

とにかく人が多い。

通路を通るにもぶつかりそう。


私は貴也にぴったりくっつき

佐藤さんの後ろを歩いた。


「ここね。」


佐藤さんに言われた方を見れば

もうカメラやマイクがセットされていた。


と、いうわけで私たちも仕事モード。


「こんにちはー」


「よろしくお願いしまーす」


人混みにビビってた私も、

眠い隼也も

ちょっとめんどくさそうな貴也も

みんな笑顔で。


「五十嵐さん、初めてのファッションショー

今のお気持ちはどうですか?」


「んー、

ちゃんと歩けるかなって不安です。」


「あー、

もうそれは俺がいるから大丈夫。」


と隼也が拾ってくれた。


「だから余計不安なの。」


「えぇ!」


< 3,147 / 4,523 >

この作品をシェア

pagetop