居場所をください。



『プルルル…プルルル

もしもーし。』


「あ、美鈴?ひさしぶり。」


『うん、どうしたの?』


「や、なにしてんのかなーって。」


『え、それだけ?

休みだから隼也と貴也のドラマの

最終回見てたとこ。やっとだよ~。』


「え、休み?じゃあ今から飯いかない?」


『うん、いーよ。』


「んじゃ今からそっち向かうから!」


『うん。インターホンならしてくれれば

すぐ下行くね。』


「了解。じゃああとで!」


やったね!休みとか。最高か。


俺は急いで会社を出て

長曽我部さんのマンションへ向かった。



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