居場所をください。



それから長曽我部さんに

冷蔵庫にいろいろしまってもらって。


「長曽我部さん、仕事は?」


「まだあるわ。

つーことで俺はもう帰るから。」


「あ、ねぇ。

弘希……進路決まった?」


「………まぁたぶん進学するかな、あいつは。」


「弘希が決めたの?」


「とりあえず納得はした。

まだ決まった訳じゃないけど。」


「そっか、よかったね。

ごめんね、足止めさせて。

ありがとね。」


「おう。

じゃーな。」


そういって長曽我部さんは帰った。

ここに引っ越してきてから

長曽我部さんはほとんどここに来なくなった。


前は私が嫌がってたというか

帰らないでほしくなるから

わざとあげないようにしてたけど

荷物が多いときは長曽我部さんから

持っていこうか?と言ってくれたのに

今はそれもない。

私から頼まなきゃ来てくれなかった。


それが少し寂しい。



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