居場所をください。



それから俺らは飯を食って

美鈴の希望で雑貨屋を巡った。


買ってるもの見ると

やっぱ一人暮らし用なのかな~。


~♪~♪~♪


夕方になり、日も暮れてきた頃

美鈴のスマホが鳴った。


「ちょっとごめんね。

もしもし?

……………早いね。うん。


今隼也と買い物~。

……………うん、わかった。


隼也、長曽我部さん。

電話代わってだってさ。」


「え、俺?


……………もしもし。」


『よう。隼也今日はもう仕事ねーの?』


「今日はもうないです。」


『明日は?』


「確か10時からです。」


『じゃあさ、今から美鈴の新居に

美鈴と一緒に来て。』


「え、俺がですか?」


『そ。ちゃんと来いよ。』


長曽我部さんはそういうと電話を切った。



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