居場所をください。
「美鈴。」
「ん?」
スマホを見ながら笑ってると
貴也が呼ぶから貴也を見れば
近づいてキス。
「ふふ。
あそこで風神が見てる。」
「盗み見だな。」
「おいで。」
私が合図すると
風神はこちらへと来た。
「よしよし。」
「ドーベルマンだと
やっぱかっこいいな。」
「でもこの子、しっかり見ると
すっごい可愛い顔してるの。
目がくりくりしてるし。」
それにすごく忠実でいい子で。
「貴也とは反対でしょ。」
「なに、俺かっこいいわけ?」
「たまーーーにね。」
「んだよそれ。」