居場所をください。


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それからラジオの収録をし、

マンションについたのは20時手前で

なんにも早くはなかった。


貴也が帰ってくるのは撮影が押しても22時。

と、言ってた気がする。


とりあえずご飯かな。


「で、荷物はここでいいのか?」


「あ、うん!ありがとう!」


今日はいっぱい買ったから

長曽我部さんに運んでもらったのだ。


前は嫌だったけど

貴也と住むようになってから

長曽我部さんが部屋に来るのが平気になった。

前は帰る瞬間が本当に嫌だったから。


「じゃ、俺帰るから。」


「うん!ありがと!

明日は?」


「明日は映画の撮影だから

貴也と佐藤の車で行って。

時間も貴也から聞いて。」


「あ、うん。わかった。」


「じゃーな。」


明日は映画か。

あ、こんな髪の毛長くしちゃって

ウィッグ被るの大変そうだなぁ。

まぁ佐々木さんなら上手くかぶせてくれるか。


とりあえずご飯作ろ!



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