居場所をください。
「じゃーね。」
駐車場には長曽我部さんの車がいて、
私はすぐ乗り込んだ。
「お疲れ。
恭太のやつ余計なこといってたな。」
「あはは、見てた?
私吉岡くんのこと知らなかったけど
向こうは変な噂まで知っててビックリだよ。」
「まぁ美鈴が会社でもどこでも
俺にタックルしてくるからだな。」
「抱きついてる!全く。」
タックルってなんなの。
「でも、貴也まで最初の頃誤解してたなんてな。
そっちのが驚いたわ。」
「そんな風に見えるのかな。
私と長曽我部さんが。
ただの言い合いとわがままだけじゃん。」
「俺に聞かれても知らねーよ。
とりあえず今からラジオ3本な。」
「え、そんな録るの?」
「そ。
20時には終わる予定。」
「なっが。
ところでお昼は?」
「え、局で食ってねーの?」
「食べてる時間なかったんだもん。」
「まぁ向こうにもたぶん用意があるし
向こうで食えよ。」
「はーい。」