居場所をください。
それからは静かに映画を見て、
すぐに訪れた私と咲さんの出会いの部分。
………確かに咲さんがなにか聴いてる。
すっごく小さな音で確実に私の曲が流れてる。
…誰の声だー?
…………え?
………………え!?
「た、貴也…っ」
「しっ」
この声…この私の大好きな大好きな歌声は
沖野さんじゃないか!!
間違いない。
私が聞き間違えるわけがない。
私の声が邪魔だ。
私の台詞が邪魔だ。
沖野さんの歌声が聴こえないじゃないか!!!
………あぁ!終わっちゃった!!
くっそー…