居場所をください。



「それに……

この靴、本当に本物のガラスの靴なんです。」


『え、そうなんですか?』


「はい。ジャンプしたりすると割れます。

この靴は私物なんです。

前にジャケットにも使用したんですけど

これ見ると、一人でも

どこかで見守っててくれてる人がいる

って思えるんです。

だから、これを使いたくて…」


貴也がいなくなってしまってから

私に贈られたこの靴。

テレビの向こう側から私を見てる

そんな時期の思い出が詰まった靴だから。


『そうなんですか、素敵ですね。』


「全然ハロウィンっぽくないかもですけど

ゾンビとかより、こういうほうが

私らしいかなって。」


人と同じものは嫌。

やるなら私だけのものがいいから。


『有難うございます。

ところで、恋人の松野貴也くんが

CDを出されましたが

そちらはもう聴かれましたか?』


「いえ、まだなんです。

今日CDをやっとゲットしたんですけど

なかなか聴くことができなくて…

ただなぜかツイ○ターとかブログのコメントとか

私に感想を送ってくれる方が多いんですよね。

とてもよかったですって。

彼もツイ○ターもブログもやってるのに

なんで私に送ってくるんだろうって

ずっと不思議だったんです。」


『じゃあ聴いてみるのが楽しみですね。』


「そうですね。」


………なんか変な返し。

ちょっと間違ってない?そんなことない?


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