居場所をください。
「よし、書けた~」
「長かったな。」
「貴也が早いんだよ。」
「それより、明日何時に家出んの?」
「んー、8時半から学校だし、7時かな。」
「はやっ」
「もう1時だし、早く寝ないと!」
「そうだな。」
貴也はそういって立ち上がり、
カメラを取りに行った。
「まだ撮るの?」
「最後の締め。」
「へぇ、そっか。」
貴也はビデオを取り、
私と一緒に寝室へ入った。
「あれ、バッテリー切れ。」
「え、なんで?」
「さぁ?
まぁ充電しながら撮ればいいけど。」
貴也はそういってベッドに入ったから
私もベッドに入って先に横になった。
それから貴也も横になり
「撮るからな?」
「うん」
ビデオを回した。
「ということで、こんな1日でした。
バイバイ」
と仕事モードの貴也がいい、
ベッドのなかで二人で手を振って、
撮影を終えた。
「はぁー、眠い。
疲れたね。」
「だなー。
さっさと寝るか。」
「おやすみー」